当初の課題
某ケミカルプラントのお客様では、工場内に多数のプロセスタンクを設置されておりました。
定修の際には、点検と保修の目的で内部に足場を設置して作業を行っていましたが、下記のような問題にお悩みでした。
・設置場所が狭く足場を組むと作業性が悪くなってしまう。
・足場の設置や撤去に時間がかかり、限られた定修内での作業スケジュールを圧迫している。
・足場設置にかかるコストに毎回悩んでいる。
・狭い場所での高所作業となるため、安全面で不安が残る。
提案内容
単管足場とはまったく違う方法をご提案
従来の単管を組み合わせて設置する足場ではなく、
「エアーバルーン」を使用した作業スペースの確保をご提案致しました。
⇒ ⇒
遊園地やイベント会場などでよく目にする子供の遊具の原理を利用したバルーンです。
タンク内に設置する足場の替わりにエアーバルーンを設置!
タンク入口からエアーを抜いた状態のマットを設置。
エアーマットにブロワーで送風し膨らませて設置をします。
上記を何段かに分けて繰り返すことで安定感のあるエアーマット足場による作業スペースが生まれます。
タンク内壁とバルーンには隙間が無いため作業員落下の心配がありません。タンク内を洗浄した際の排水経路も確保出来ます。
バルーンの生地は耐久性に優れておりフッ素系防汚加工、防炎2級にも合格対応しています。
導入効果
従来の足場設置に対して
・大幅な工事期間、時間の短縮(エアーを送るだけ15~20分)
・工事コストの削減(同サイズのタンクには流用が可能)
・安全面の改善(バルーンは内壁に密着しており作業員落下の心配は無し)
このようなメリットが生まれました!