当初の課題
ある食品関連メーカー様では、工場の操業に1日約800トンもの上水道を使用しており、
莫大なコストがかかる事にお悩みでした。
コスト削減のために排水を再利用することも検討されておりましたが、再使用基準をクリアするための
適切な方法を見つける事が出来ず、やむを得ず排水として処理をしていました。
提案内容
排水処理フローの見直しにより RO膜(逆浸透膜濾過)システムを導入することで再利用をご提案
排水処理方法といえば、物理化学的処理法と生物処理法が有名ですが
今回のケースでは対象の排水に含まれる物質や設備の状況などを様々な角度と条件から検討したうえで、RO膜(逆浸透膜濾過)システムを提案させていただきました。
逆浸透現象を水処理に応用した逆浸透膜がRO膜(逆浸透膜)です。
中近東や中国を含む東南アジア、オーストラリア、欧米などでは、海水を真水にするのに利用されています。
また、超純水製造システムなどにも活用されています。
導入効果
今まで使用していた上水道排水の70%が回収して再利用可能となり、
水道使用料金を大幅に削減する事ができました。
設備の初期導入コストについても数年間で償却できる見込みです。