CASE14
乾燥炉の放熱対策による省エネ、環境改善ご提案

当初の課題

あるゴム製造メーカー様の工場では、製造プロセス中で大型の乾燥炉を使用する工程がありましたが、
乾燥炉からの放熱の影響で設備周辺はかなりの温度上昇が起きており、作業をされる方にとって
大きな負担となっておりました。
また、無駄な放熱が起きている事で乾燥炉内の温度が低下する問題もあり、
・乾燥工程に時間がかかる事による生産効率の悪化
・既定の温度を保つために無駄なエネルギーコスト
などにお悩みでした。
断熱対策工事もご検討されていましたが、乾燥炉のサイズが50M級と大規模な設備であったため、
予算や工事期間が膨大となり、すぐには対策が出来ないのが現状でした。

提案内容

特殊な遮熱塗料により環境改善、省エネをご提案

放熱が発生している乾燥炉設備の表面に遮熱塗料処理をすることで

内部からの無駄な放熱を防ぐご提案をさせて頂きました。

最初のステップとして事前に現地調査を行い、放熱している設備の

表面温度や放散熱量、放射率などを測定。

現状かかっているエネルギーコストを試算し、導入した後に

どの程度効果が見込めるかのシミュレーション検証を行います。

事前にしっかりと打ち合わせを実施して、導入効果をご確認頂いてから本施工へと進めます。

 

実機でのサンプルテスト

次のステップとしては、対象の機器に部分的に遮熱塗料の塗布を行い

実際の現場でどの程度効果が見込めるかを確認します。

本施工をした後にも再度現場の状況を測定、実際にどの様に効果を

得る事が出来たかを報告書でご提出させて頂きます。

導入効果

乾燥炉設備からの無駄な放熱を減少し、効率良くエネルギー使用する

事で省エネと生産の効率化を実現!また、作業員の悩みであった

高い温度環境での作業負担も軽減する事が出来たと喜びのお声を頂けました。